感動中国100 記事一覧
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第98回
中原の都、洛陽應天門と牡丹洛陽、龍門峡
河南省西部の洛陽は中国の中心で、中華文明発祥の「中原」に位置し、洛河(黄河支流)の南岸にあるため洛陽と名付けられた。4~5千年以上の歴史の地で、夏、周、後漢、曹魏、西晋、北魏、隋、唐など13の王朝が洛陽に都を置いた。シルクロード河南の要衝の街でもある。洛陽は中国で最も長い歴史の都で道教、儒教、仏教の聖地で、多くの古城や石窟遺跡がある。
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第97回
甲玉拉措と玉科草原からパンダとお茶の故郷へ甲玉拉措、玉科草原、墨石公園、雅安碧峰峡、蒙頂山
野生パンダの生息分布は四川省を中心にかなり広い。パンダ国家公園は野生パンダ生息地の約59%を占め、北は甘粛省との境、九塞溝付近から陝西省と甘粛省の一部、南は四川省雅安の南、峨眉山付近までの2.2万㎢の広大な地域。四国4県の面積より広い。 2013年調査での野生パンダ総数は1.864頭。パンダ国家公園エリアには野生パンダが1,300頭ほどいる。
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第96回
四姑娘山(スクニャン山)の渓谷を歩き中路蔵寨を訪ねる四姑娘山渓谷、中路蔵寨
双橋溝は全長約40㎞。最奥の紅杉林は海抜3,840mにある。およそ富士山ほどの高さである。紅杉林まで公園専用バスで行って紅杉林の中を歩いた。あいにく小雨で四姑娘山系は雲に被われていた。渓谷の最奥から渓谷を歩く。小雨が降って心も沈みがちだったが、霧に包まれた渓谷には、小雨だからこそ見ることができる霧の渓谷美のすばらしい風景があった。
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第95回
世界自然遺産の古橋と癒しの峡谷茘波(リ-ポ)小七孔/西江千戸苗寨
茘波(リ-ポ)小七孔(穴)は貴州省黔(チィェン)南布依(プイ)族苗(ミャオ)族自治州茘波県にある世界自然遺産。2017年に茘波を訪れたが小七孔は工事中で入ることが出来ず7年振りだった。朝早く、誰もいない小七孔に行った。有名な古橋は緑の水の中でひっそりと佇んでいた。
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第94回
カルスト峰の林と古銀杏の村、大瀑布黄果樹瀑布/妥楽(トゥオル)村/瑶族の村
万峰林を見渡すことができる山に登った。三角錐の山の麓には小さな村が点々とあり、緑の畑と収穫後の茶色い畑が拡がっていた。春にはその村は菜の花畑に囲まれ、一面の黄色い畑の向こうに万峰林が見える
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第93回
美麗重慶と千年石刻重慶市内/大足
大足石刻を見ていると、よくこのような多くの仏像を石に刻んだものとただ驚嘆するばかりである。敦煌莫高窟で、真っ暗な洞窟内の大きな像を見た時、崇高な、神秘的な空間に入ったとの感慨を持ったが、大足石窟は太陽の光がさす明るい場所にあり、精緻に刻まれた一体一体の像が語りかけてくるような感覚になる。
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第92回
青海省の明代古城と寺丹ガ尓(タンガル)古城/西寧塔尓寺/西寧駱駝寺
塔尓寺は中国北西部のチベット仏教の中心のお寺。明代、清代の歴代の王は寺に称号を授けた。歴代のダライラマもこの寺で宗教行事を行い、数々のチベット仏教経典も多く収蔵されている。
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第91回
青海湖の春格尓木から都蘭への道/卓蘭草原、熱水墓群/青海湖/達坂山、門源
青海省の春は遅い、7月になると青海湖畔や村は菜の花で黄色く染まる。草原で見えるのは黄色と空の青だけ。青海湖畔では、湖の青と空の碧、どこまでも続く黄色い草原が見える。 青海省の人口は600万人弱。うちチベット族が150万人、回族が95万人ほどである。
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第90回
万山の祖と三江源崑崙山/可可西里/玉珠峰/野牛溝/崑崙山瑶池
中国古代神話の仙女、西王母は崑崙山瑶池(ヤオチ)に住み、そこに育つ蟠桃(パントゥ)を食べると不老長寿になるという。西王母が住む瑶池への道は野牛溝という崑崙川沿いのすばらしい景観道で、崑崙山の主峰の一つ、標高5,477mの玉虚峰を見ながら進む。西王母に導かれて神話の世界に入っていくような気がした。











